2017年10月23日 嘘(間違い)が2つ混ざると本当っぽくなる?? 木村草太先生(憲法学者)をテレビで見て以来、 落ち着いた話し方、分かりやすい例示の仕方に感心し、 著書を色々と読んでいます。 ※我が社で購読している沖縄タイムスにもコラムを持っています。 木村草太先生(沖縄タイムスのコラム画像より。) 木村先生は憲法学者ですので、 著書のほとんどは憲法がテーマの内容なのですが、 議論を進める場合の例示がとてもユニークです。 そんな木村先生の本の中で、表題のような指摘があり、 面白い気づきだな~と思いました。 ※どの本だったか忘れましたが、将棋の羽生名人とフィギュアスケートの羽生結弦選手の例えでした。 どういうことか。 ※玉那覇を例にして考えてみます。 1.嘘(間違い)が1つの場合…。 「玉那覇が商工会を辞めた(これが間違い)んだって?」 に対しては、 「いや、辞めてないよ」 と、指摘して終わりになります。 しかし、嘘(間違い)が2つある場合にはどうなるでしょう?? 2.嘘(間違い)が2つある場合…。 「玉那覇が商工会やめて(嘘①)弁護士になったんだって(嘘②)??」 ...。 (あり得ない例えですみません) 「辞めてないよ」だけでは、と嘘①を否定しただけでは、弁護士になった感じ(嘘②)が残りますし、 「弁護士になってないよ」と嘘②を否定しただけでは、「商工会を辞めた」感じ(嘘①)が残ってしまう…。 「嘘(間違い)が2つ混ざると本当っぽくなってしまう」 という面白い?流行のフェイクニュースっぽい?現象でした。 憲法の本を読んで、記事がこれかよ と突っ込みがありそうですが、(あるのだろうか?) 木村草太先生の著作はどれも分かりやすく、面白いのでお勧めです。 コメント(0)
2017年10月16日 トレーニングジム 去る10/3(火)にトレーニング機器をお借りしている社長より入電があり、 「玉那覇君に貸しているトレーニング機器一式を帰してもらえないか??」 との事でした。 島へ戻った10/9(月)にトレーニング機器一式の返却に行くと、 敷地内のプレハブ小屋にてトレーニングジムを作るとの事。 週末に 「ジムが完成したよ~」 との連絡があり、さっそくトレーニングに行ってきました。 トレーニングジムの様子。 さらにジムの様子。 先日のトレーニングでは、とりあえず「胸」と「肩」をやってきました。 次回は、背中と腕をやるつもりですが、「懸垂」が楽しみです。 これまでの懸垂は、 単管(工事現場の足場などで使われるやつ。以下の写真)でやってたので、つかみにくかったのです…。 ジムが完成した事、トレーニング仲間(キャリアは大先輩)が出来た事が何よりうれしい。 ジムが賑わって仲間が増える事を期待しつつ、トレーニングを楽しみたいと思います。 コメント(0)
2017年10月11日 視察研修→研修→記念式典 10/1(日)~10/9(月)の日程で、出張しておりました。 10/2(月) 商工会が運営している特産品アンテナショップの視察&意見交換を目的に、 鹿児島県、広島県へ出張しました。 鹿児島中央駅に着くと、駅前で産業まつり?を開催しておりました。 こちらが鹿児島県のアンテナショップ(通称:かご市) テレビで見た事のある「みき」がありました。 夕食を兼ねた居酒屋の〆は「鶏飯」でした。激ウマ 10/3(火)広島県 鹿児島から広島へ新幹線で移動。 昨日と同じく、広島県のアンテナショップ「夢プラザ」の視察&意見交換を行いました。 広島夢プラザ。商店街は広島カープ優勝で盛り上がっている様子でした。 研修終了後に一同で原爆ドームへ。この建物は、産業会館(沖縄でいうところの産業支援センター)のビルだったようです。 あいにく資料館の開館時間に間に合わず、1階に展示されている資料のみ(無料)の見学でしたが、 まさに心を締め付けられ、涙が流れてしまいました。 核兵器廃絶への署名も行うことが出来ました。 今回の研修では、公的機関が特産品を販売しようとする際に発生する様々なトレードオフの問題を考えさせられました。 1.売上アップと品揃え問題 →限られた店舗スペースの効率性アップを図る為に、売れ筋商品に大きく棚割りしようとするものの、 公益性の観点から他の商品も平等に扱わなければならない。 2.自立経営とお客様と仕入事業者との関係 →経営の肝として利益を出さなければ継続できない。その為に、お客様に納得のいく価格で提供しなければ競合との競争に勝てない。 一方で、仕入れ業者の成長の観点から、小規模事業者の商品を買いたたく事も難しい…。 結果として、自社利益(マージン)を減らす事になるが、そうすると損益分岐点が高くなり、経営が難しくなる…。 3.その他 その他、民間のお土産屋さんとの棲み分け問題も発生しがちである。 いわゆる「民業圧迫ではないか」という意見であり、これらの意見に基づく政治的な調整のコスト…。 ※政治的な調整コストとは、金銭ではなく意見&利害の調整に伴う心理的コストや時間をかけた各関係機関への丁寧な説明、等の負担のことです。 鹿児島県と広島県のショップは、 ①お客様思いである。 (特産品をお客様に買って頂くという観点から、適正価格に抑えている。) ②事業者思いである。 (事業者の成長を願って、買いたたかず、かつ、幅広い事業所の商品を店舗に並べている) ③自立経営の為に知恵を出し、もがいている (様々な企画等を実施し、トレードオフの解消に努めている) と頑張っており、心から「すごいな…」と感心すると同時に、公的機関が商売を行う事の難しさを痛感しました。 さて、とても有意義な研修でしたが、最も印象に残ったのは「原爆ドーム」でした。 「人類地球にとって(というか地球にとって)悪である原爆や戦争が無くなりますように」 と、心から願う気持ちになりました。 コメント(0)