商売の原則は等価交換
「付加価値」という言葉を良く見聞すると思います。
辞書
(ウィキペディア)によると
付加価値(ふかかち)とは、ある「もの」が有している価値と、それを生み出す元となった「もの」の価値との差のことである。
一般的に、何らかの「もの」を使って新しい「もの」を生み出すと、元々の「もの」より高価値な「もの」となる。
このようにして高価値となることについて「価値が付加される」という意味合いで、「付加価値」と呼ばれる。
と、説明されています
。
経営の本では、「付加価値を高めましょう!!
」と、喧伝する本が良く売れていると思います。
有名な本に「100円のコーラを1,000円で売る方法」という本があります。
コーラは、自販機で買えば120円、スーパーやディスカウントストアで買えば100円以下、高級ホテルで頼むと1,000円・・・。
「同じコーラでも、売り方によっては相当な価値をつけて販売できる
」
もっと知恵を絞り、付加価値を高めましょう!!ということでしょう。
それはその通りだと思いますが、私は常々以下のような疑問を持っています。
①この高付加価値の商売はどれくらい需要があるのだろうか?
②高付加価値のサービスを提供できる人材はそんなにいるだろうか?
1,000円のコーラを飲んだことのない私ですが、似たような現象は私の身近にもあります。

そう、アルコールです


アルコールも価値(値段)はかなり変化します。
例えばビールの場合、コンビニでは230円、居酒屋で飲めば350円(時間によっては100円)、いわゆる飲み屋では1,000円以上…
みたいな。
さて、その1杯が1,000円以上もかかるビールは私にとっては日常的ではありません。


さらに、その1,000円以上のビールが適切と思えるには、高級感や素晴らしい接客など、クオリティの高い楽しい飲み屋であることが必要になります。

※いわゆる高級感の場合、「価値が高いから1,000円」とも言えますが、「1,000円で売らないと赤字・・・」という事情
もあると思います。内装や人件費、家賃等々すごく経費が掛かっているのだと容易に推察されます。
つまり、
①どれくらい需要があるのだろうか?→毎日はない。それどころか週に1回もない。
②高付加価値のサービスを提供できる人材→飲み屋の例で言えば結構狭き門
と、考えられます。

ここでタイトルの「商売の原則は等価交換」という言葉が重要になってきます。
売り手発想では、「付加価値を高めて・・・」となりますが、買い手の発想では「等価交換」なのです。
付加価値を高める為の様々な策や営業が顧客に受け入れられなければ、高付加価値と思っていたものは単なる高コスト
、あるいは無価値です
。
先日、青年部の先輩方と中部の有名な沖縄そば屋さんへ行きました。
店の前はおそらく違法?な縦列駐車で、たくさんの車が並んでいます。


有名そば屋さんだけあって、「味は最高においしい」しかし「値段は相場より安い」という店でした。

その店のメニューは少ないです。従って商品のロスも少ないと推察されます。
さらに、注文してからそばが届くまでの時間も短いです。
「付加価値を高めましょう
」の戦略とは異なり、「回転
」で勝負ということでしょうか。
事実、運よく駐車場に車を止められましたが、店の前の縦列駐車はものすごく「回転
」していました。もちろん店内客も高回転です。
等価交換の原則に従えば、「等価どころか、かなりのお得感
」を感じる店です。
このお店は「付加価値は高くない」のですが、ノウハウ・顧客(ファン)などものすごい「価値」を有しています
。
「おいしいそばを作る」という情熱と「なるべく安く」という姿勢によって、お客様に支持されているのだと思います。

価値を高めるという発想も良いですが、
「商売の原則は等価交換
」(お客様にお得感や満足を感じて頂くという原則)を改めて考えさせられました。

辞書

付加価値(ふかかち)とは、ある「もの」が有している価値と、それを生み出す元となった「もの」の価値との差のことである。
一般的に、何らかの「もの」を使って新しい「もの」を生み出すと、元々の「もの」より高価値な「もの」となる。
このようにして高価値となることについて「価値が付加される」という意味合いで、「付加価値」と呼ばれる。
と、説明されています

経営の本では、「付加価値を高めましょう!!


有名な本に「100円のコーラを1,000円で売る方法」という本があります。

コーラは、自販機で買えば120円、スーパーやディスカウントストアで買えば100円以下、高級ホテルで頼むと1,000円・・・。
「同じコーラでも、売り方によっては相当な価値をつけて販売できる


もっと知恵を絞り、付加価値を高めましょう!!ということでしょう。

それはその通りだと思いますが、私は常々以下のような疑問を持っています。

①この高付加価値の商売はどれくらい需要があるのだろうか?

②高付加価値のサービスを提供できる人材はそんなにいるだろうか?

1,000円のコーラを飲んだことのない私ですが、似たような現象は私の身近にもあります。


そう、アルコールです



アルコールも価値(値段)はかなり変化します。

例えばビールの場合、コンビニでは230円、居酒屋で飲めば350円(時間によっては100円)、いわゆる飲み屋では1,000円以上…

さて、その1杯が1,000円以上もかかるビールは私にとっては日常的ではありません。



さらに、その1,000円以上のビールが適切と思えるには、高級感や素晴らしい接客など、クオリティの高い楽しい飲み屋であることが必要になります。


※いわゆる高級感の場合、「価値が高いから1,000円」とも言えますが、「1,000円で売らないと赤字・・・」という事情

つまり、
①どれくらい需要があるのだろうか?→毎日はない。それどころか週に1回もない。
②高付加価値のサービスを提供できる人材→飲み屋の例で言えば結構狭き門
と、考えられます。


ここでタイトルの「商売の原則は等価交換」という言葉が重要になってきます。

売り手発想では、「付加価値を高めて・・・」となりますが、買い手の発想では「等価交換」なのです。

付加価値を高める為の様々な策や営業が顧客に受け入れられなければ、高付加価値と思っていたものは単なる高コスト


先日、青年部の先輩方と中部の有名な沖縄そば屋さんへ行きました。

店の前はおそらく違法?な縦列駐車で、たくさんの車が並んでいます。



有名そば屋さんだけあって、「味は最高においしい」しかし「値段は相場より安い」という店でした。


その店のメニューは少ないです。従って商品のロスも少ないと推察されます。

さらに、注文してからそばが届くまでの時間も短いです。

「付加価値を高めましょう


事実、運よく駐車場に車を止められましたが、店の前の縦列駐車はものすごく「回転


等価交換の原則に従えば、「等価どころか、かなりのお得感


このお店は「付加価値は高くない」のですが、ノウハウ・顧客(ファン)などものすごい「価値」を有しています


「おいしいそばを作る」という情熱と「なるべく安く」という姿勢によって、お客様に支持されているのだと思います。


価値を高めるという発想も良いですが、
「商売の原則は等価交換


