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運転資金

事業に際して「運転資金」という言葉を良く使うと思います。パソコン


言葉としては、「設備資金」と「運転資金」の2種類しかなく、「設備以外の資金」のすべてが運転資金となります。


では、必要な運転資金の金額はどのように算出するのでしょうか?


例えば「月商の3ヶ月分」なんて聞いたこともあると思います。

また、「現金商売だから運転資金は必要ない」とも言われます。




さて、必要な運転資金の算出式は下記の通りになります。


運転資金=売上債権(額)+棚卸資産-仕入債務ニコニコ


例えば、売上債権100万円、棚卸資産100万円、仕入債務100万円の場合、


運転資金=100万円+100万円-100万円=100万円

と、なります。


詳しく見てみると、


売掛金とは、

「既に売った商品のことで、近い将来に現金として回収される(と見込まれる)資産」です。


次に、棚卸資産とは、

「店頭や倉庫などに眠っている商品で、これから売上(売掛金)となる(見込)の資産」です。


営業活動が順調であれば、これまでと同じように、商品を仕入れて店頭に並べれば何日か後には売れる、と考えられます。


次に仕入債務は、掛けで仕入を行ったものなど、支払いが猶予されているもの、と考えられます。


これらの差額が運転資金となります。

つまり、運転資金とは、自社の資金(現金)の立て替え分(債権や在庫)-相手に立て替えてもらっている分(仕入債務)と言えます。




しかし、さらに考えなければならない問題が出てきます。


売掛金は、不良債権となっていないだろうか?

例えば、

「いや~相手先に支払いの催促にいったらも夜逃げされまして…うわーん」となっていないだろうか?

→現金として回収できないのではないか?と考えられます。悪いのは相手ですが、「与信管理が甘かった」と経営者の責任になります。


棚卸資産の場合、不良在庫となっていないだろうか?

例えば、

「いや~、見て下さいこの在庫の山。倉庫から溢れてますようわーん」となっていないだろうか?

→店頭に並べても売れないし、かといって捨てるわけにもいかないので取りあえず倉庫に保管しているのではないか?ホントにこれらはうれるのか?と考えられます。


この場合、運転資金は上記の「差額」ではなく、さらに大きな金額が必要になります。


既に仕入てしまった金額(在庫の支払い)+支払いの到達する販管費+次に仕入れる商品(仕入がないと売り上げもありません)+売上が現金で回収されるまでの経費…うわーんとメチャメチャな金額となってしまいます。


一口に「運転資金」と言いますが、考えてみると結構複雑です。













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